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今回は「高周波木箱接着機」を紹介します。

  

この設備は簡単にいうと、桐箱・木箱の枠の部分（木枠）、いわゆる「ロの字」に枠を

組む量産用機械です。また、同時に高周波（電子レンジなどの電波）で接着ボンドを

強制的に乾燥させることができます。

 

この設備を導入する前は、木枠を組むのに太い輪ゴムで固定していました。

一般的な木箱屋さんではゴム固定が主流だと思います。しかし、熟練工（職人）がいる

ところは良いかと思いますが、デメリットが多くボトルネックになる作業でした。

ゴム固定のデメリットは、角の直角がでない、数があがらない、乾燥までの時間がかかるので

次の作業にかかれない、接着強度が弱いなど、いろいろありました。

それを全て解決するのが「高周波木箱接着機」です。

枠組みのスピードは、ゴム固定は一時間に２０～３０ヶ。

高周波木箱接着機は、８０～１２０ヶ。しかも次の作業にすぐかかれます。

また、四つ角を治具で押えるので直角がでます。

乾燥時間は７～１０秒。動画のように、片方セットしたら片方で乾燥するので連続でセット

できるので作業が滞りません。

接着強度は破壊しないと接着部分がはがれないくらい強度があります。

しかも誰でも作業できるので、生産性はかなり向上しました。

 

この設備を導入したのが２０１７年。

「キレイな箱を作るねー。」とお褒めの言葉をいただくことが多くなりました。

これからも活躍してくれます。

 

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