ビクトリア式打抜機

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5月中旬、木箱工場の一角にあった「ビクトリア式打抜機」を搬出しました。
「ビクトリア式打抜機」は、通称「ビク」と呼ばれ、段ボールや板紙を抜型を
使って打抜く為の設備です。
 
この「ビク」は、帳簿をみると昭和47年に設備したようですので48年間
がんばってくれましたが、木箱工場に新設備を導入するにあたり手狭になる
ので廃棄することになりました。
初代社長の時代からがんばってくれたので、廃棄前日に神社の宮司様に
ありがたい祝詞をあげていただいて、感謝とお疲れ様の気持ちを捧げての
旅立ちでした。
 
総重量が6tくらいあったようで、狭い工場で重機運搬業者の方には
汗だくでがんばっていただきました。感謝いたします。
 
「ビク」の時代はほぼ終わり、今では「自動平盤打抜機(オートン)」
に取って代わられ、「ビク」がある会社は「おー職人がいるね~!」
という感じになります。
このビクのメーカーさんも「今売れるのは稀です。」ということなので、
仕方がないですが時代の流れは少し寂しい感じがします。
 
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